チャプター 82

ジュリア視点

私はパソコンの画面をにらんでいた。数字とグラフが滲んで一つに溶け、腹の虫がぐうと鳴く。昼食の時間だ。コミュニティセンターの喫茶店へ向かうことを思うだけで、胸がきゅっと締めつけられた。ネイサンの一件のあとで、みんな私を見るだろうか。ひそひそ声で噂するだろうか。襲われた記憶はまだ生々しい。二十四時間も経っていない。

いっそ昼は抜いてしまおうか。あるいは適当に何かを買って、研究センターで食べる。注目の的になるのだけは何としても避けたい。

カイアが意識の縁をつつき、隠れていても何も解決しないと告げてくる。いつまでも影の中にはいられない。

深く息を吸い、作業を保存して立ち上がった。...

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