チャプター 88

ユリア視点

マシューが身を起こし、私の唇を見つけると、優しさと飢えが同居したキスを落とした。親指が乳首の上をそっとなぞり、唇は首筋を伝い、鎖骨をかすめ、また口もとへ戻ってくる。ひとつの口づけ、ひとつの触れ方のたびに熱い波が体中を駆け抜け、下腹の奥に満ちていく圧が、どうすれば満たせるのか分からないまま膨らんでいった。

「マシュー……」彼の口が胸元へ下り、片方の乳首を含んだ瞬間、私は息を呑んだ。敏感な先端を舌先がくるりとなぞる感覚に、肩へとしがみつき、知らない欲望に身体が震える。

「反応がいいな」彼は囁き、唇の振動が過敏な肌にじかに伝わる。「おまえの全部を味わう夢ばかり見てた」

彼はさらに...

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