チャプター 91

ジュリア視点

三月の陽が頬をやわらかく温めるキャンパスを歩きながら、私はどうしても口元の笑みを抑えられなかった。今朝、母から電話があって、一日を明るくする知らせを聞いたのだ。ネイサン・レイノルズが正式に再収監されたという。あいつが私にしてきたことすべてを思えば、また檻の中にいると知れただけで、ここ数週間感じられなかった安堵が胸の奥に満ちていった。

「で、今度こそ出てくる可能性はないの?」私は母にそう尋ねた。

「アルファ・レイノルズとあなたのお父さんが手を回したわ」母は落ち着いた声で言った。「警備も追加で強化した。あの男は、どこにも行けない」

マシューの名が出た瞬間、胸がふわりと波打っ...

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