チャプター 98

ジュリア視点

朝の空気はひんやりと澄んでいて、私は最初の授業へ向かってキャンパスを横切っていた。意識は何度もマシューのアパートへ引き戻される。腕の中で目覚めたこと、あそこにあった安心感。すべてがこんなにも急に変わってしまったなんて、まだどこか信じきれず、私はひとりで小さく笑った。

「ジュリア! 待って!」

振り向くと、アンバーが小走りでこちらへ来るところだった。金髪のポニーテールが一歩ごとに跳ね、追いついた彼女は少し息を切らしながらも、興奮で目を輝かせている。

「どうして言ってくれなかったの?」と彼女は詰め寄り、冗談めかして私の腕をぱしんと叩いた。

心臓がひゅっと跳ねた。「な、何を?...

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