チャプター 99

マシュー視点

俺は一日中、ジュリアに会えるのを楽しみにしていた。最後の群れの会合が予想以上に長引いたせいで、早く肩の力を抜いて、彼女とゆっくり過ごしたくてたまらなかった。大学の教職員住宅にある自分の部屋まで上がるエレベーターはやけに遅く感じられ、階が進むたびに俺の狼が苛立っていく。

ようやく部屋の前に着き、鍵を差し込んで回したとき――次に起こることなんて、まるで想像していなかった。扉が開いた瞬間、視界の端をかすめるような動きが俺に向かって飛び込んできた。ジュリアが勢いよく俺の腕の中へ身を投げ、抱きとめる前に手にしていた荷物を落とすのが精一杯だった。

「おっと!」俺は笑いながら腕を回し、彼...

ログインして続きを読む