第100話

戦士ロビー

メイトの話を聞くのは辛い。だが、彼女が俺たちに話す気になってくれたのは嬉しいことだ。女神だけが知るような場所からやってきた彼女は今、屈強でいかつい男たちがひしめく部屋に座っている。それでも、彼女は何も隠そうとしない。間違いなく、信じられないほど勇敢な女性だ。もちろん、俺たちの誰かを恐れる必要などないのだが、彼女はまだそれを知らない。

「どこから来たんだ?」シェーンが尋ね、俺の意識は再びメイトへと引き戻される。「私たちはローグでした。小さなパックで、三十人ほどしかいなかったんです。彼らは……抵抗した男たちと何人かの女たちを皆殺しにして……もちろん、逃げ延びた者もいましたけど、残...

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