チャプター 48

アイリス視点:

エクリプス・パックの本館ホールにある大きな振り子時計が、午前二時を告げた。重い鐘の音が、息の詰まるような静けさの中にいつまでも反響する。私は革張りのソファに背筋を張ったまま座り、背中をクッションに一寸たりとも預けようとしなかった。視線の先では、マーガレットの腕の中でブリアナが声を殺して泣いている。孫娘の頬に残る赤い手形は、醜い紫色の痣へと変わり、腫れが繊細な面立ちを歪めていた。その跡を見るたび、胸の奥に新しい怒りの波が押し寄せる。熱く、酸のように刺すそれが、残っていたはずの忍耐を容赦なく焼き尽くした。

マーガレットは機械のような優しさでブリアナの髪を撫で続けていた。自身の顔...

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