第14章

翌日。

梨紗が目を覚まし、起き上がって身支度を整えていると、寝室のドアがコンコンと叩かれた。

ドアを開けると、そこには静美とリリアが立っていた。静美は扉から一メートルほど距離を取ったまま、作り笑いで言う。

「お腹空いてない? あとで家政婦に朝ごはんを持って行かせようかしら」

「ありがとう、お母さん。お腹は空いてない」

「じゃあお昼はお部屋に運ばせるわね。あなたは寝室で大人しくして、体を休めなさい」

その言い方に、梨紗は引っかかるものを覚えた。

「言いたいことがあるなら、はっきり言って」

静美は口を開けかけて、言葉が詰まる。代わりにリリアが、さらりと言い切った。

「分からない...

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