第68章

翌日の週末――麻紀子に誘われ、梨紗が邸宅のパーティーへ出向く日がやってきた。

梨紗が化粧をするのは久しぶりだった。帰ってきてからは滅多にメイクをしない。身だしなみは整えるものの、どこか清楚で控えめな装いばかりだったのに。

今日は違う。

ボルドーのキャミソールタイプのロングドレスに、繊細なレースのショール。艶やかさと品の良さが、危ういほど綺麗に同居していた。

梨紗の体つきは目を奪うほどだ。ふっくらとした曲線はあるべきところにあり、腰は驚くほど細い。大きな手なら、すっぽり掴めてしまいそうなほど。そのラインがドレスに縁取られ、息をのむ色香を放っている。

支度を終えると、梨紗はそのまま庄園...

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