第75章

贈り物を渡してから丸二日。ワードから、梨紗のスマホには一通のメッセージも届かなかった。

その沈黙が、梨紗の胸をじわじわと締めつける。

――もしかして、私の選んだプレゼントがひどすぎた?

だから返信する気にもならない、とか……。

けれど、梨紗の知っている彼は、どれほど気に入らなくても、完全に無視するような人間じゃない。

焦りが募り、頭の中がぐちゃぐちゃになる。

梨紗は結局、ワードが勤務しているという病院へ行ってみることにした。

前に悠也から教えてもらった住所が、圭也が院長を務めるあの病院と一致していたのを思い出す。

つまりワードは、圭也の下で働いている可能性が高い。

だからこ...

ログインして続きを読む