第17話

ロクサーヌはそれをまったく気にしていなかった。謝罪を聞いたとき、彼女は微笑んだ。

「大丈夫ですよ。結局、お二人は彼の家族ですから。ご心配されるのは理解できます。ですが、私には能力があると保証します。若くて、何年もの経験を持つ医師には見えないかもしれませんが、海外で多くの複雑な疾患を研究してきました。何十年もこの職業にいる医師ほど経験は豊富ではありませんが、自分の能力には自信があります」

話し終えると、彼女はバッグから書類を取り出し、ジョナサンに手渡した。「これには私のこれまでの実績が記載されています。クイーン老人を治療する資格があるかどうか、ご自身で確認してからお決めください」

ジョナサ...