第100章 須藤寧音の子供を徹底的に排除する

須藤寧音のほうがようやく静けさを取り戻しつつあるのとは対照的に、西川家の別荘には、どこか落ち着かない焦燥が漂っていた。

リビングの床には、高級オーダーのウェディングドレスカタログが散らばっている。王室風の正統派から、前衛的なデコンストラクションまで――眩むほどのラインナップ。

西川星奈は柔らかな部屋着のまま、上の空でページをめくっていた。視線は、手元のスマホへ何度も吸い寄せられる。

画面に映るのは、古川寒弥とのLINEのトーク画面。さっき送ったビデオ通話のリクエストは、待機のまま60秒が過ぎ、システムに自動で切られていた。

――これで、今日の午後だけで三回目。

「だから言ったでしょ...

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