第146章 きれいな弟

甘乃の誕生日を祝うため、立花徹は彼女を南市に新しくオープンした高級室内キッズパーク――『星空の城』へ連れてきた。

会員制のハイグレード施設で、セキュリティは厳重。設備も世界最高クラスで、子どもの安全を最大限に確保できる。古川寒弥に居場所を嗅ぎつけられたと知った徹が、万が一に備えてあえて選んだ場所でもあった。

「徹パパ、見て! あのすべり台、すっごく高いよ!」

甘乃はピンクのプリンセスドレスに、きらきら光る銀色の小さなティアラ。カラフルなボールプールの中でばしゃばしゃとはしゃぎながら、少し先にそびえる巨大な回転式のすべり台を指さした。澄んだ笑い声が、広いフロアに弾む。

「走りすぎるなよ...

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