第102章

配信画面が切り替わり、リビングには長い沈黙が落ちた。

美月はソファに座ったまま、真っ黒になった画面を見つめ、一言も発しない。

彩はその横顔に胸がきゅっと締めつけられ、そっと腕を回して抱きしめた。

「もう終わったよ、美月。悪い奴らはちゃんと報いを受けた」

美月は目を閉じ、ゆっくり首を振る。

そして口を開いたとき、声は少しかすれていた。

「平気」

一拍置き、目を開く。瞳の奥に、薄い冷たさが宿る。

「でも、まだ一人いる。あの孤児院の院長……あいつだけは、たとえ死んだとしても、きれいに終わらせない」

「その日、必ず来る」

彩は背中を軽く叩き、きっぱりと言い切った。

美月が何か言...

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