第23章

「理解してくれるの?」美月は鼻で笑った。「蓮、自分を大きく見せようとするの、いい加減やめて」

「あなたがやってきたこと、全部あたしのためじゃない。自分のためでしょ」

「相続も、立場も、金も――それ、全部あなたの欲。汚い水をこっちにかけないで」

「この美月はね、路上で野垂れ死にしようが、あたしを売って手に入れたものなんて一切いらない」

「……っ!」蓮は図星を突かれ、顔色が青くなったり赤くなったり忙しい。「美月、いい気になるなよ! 俺以外に誰が、おまえなんか相手にする! 湊だって遊んでるだけだ。飽きたら捨てられる!」

「飽きられたとしても、あんたみたいなクズ男といるよりマシ」美月は氷み...

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