第26章

「す、すげぇ……!」若い警官が思わず声を上げた。「この技術、やばすぎませんか!」

「少し分かる程度です」美月は淡く笑い、立ち上がる。「これで証拠は揃ったんですよね。もう帰っていいですか?」

「もちろんです!」年配の警官が慌てて頷く。「橘さん、本当に助かりました。あなたがいなかったら、俺たち……隼人にまんまと騙されるところでした」

「お礼はいりません」美月は首を横に振る。「自分の潔白を証明しただけですから」

     *

警察署の取調室。

隼人は椅子にふんぞり返り、苛立ちを隠そうともしなかった。

「いいか、さっさと俺を出せ! じゃないと弁護士呼んで、おまえら訴えるぞ!」

「隼人...

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