第42章

「捏造ですって?」

 美月は眉をひょいと上げた。

「まあ慌てないで。さっきも言ったでしょ。ひとつずつ、順番にいくって」

 そう言って、彼女はまたパソコンを数回クリックする。

 次の瞬間。

 美咲のスマホ画面が、配信の投影映像にぱっと映し出された。

「何してるのよ!」

 美咲は肝を潰したように叫び、慌ててスマホを隠そうと手を伸ばす。

「美月! 今すぐ消して! プライバシーの侵害よ!」

 けれど、もう遅かった。

 美月の指先がキーボードを軽く叩く。

 開かれたのは、美咲と蓮のトーク画面。

 やり取りの履歴が、上から下までそっくりそのまま、全員の目の前に晒された。

 さっ...

ログインして続きを読む