第73章

隼人はベッドの真ん中で、上半身裸のままぐっすり眠っていた。

左右には若い女が一人ずつ。どちらもバスタオルを一枚巻いただけで、隼人の胸にすり寄るように抱きついている。

三人とも、泥のように深い眠りだ。

美月はスマホを一瞥した。

11時40分。

記憶が正しければ、隼人が部屋を取ったのは11時20分。

つまり――入室から、まだ20分しか経っていない。

……早すぎない?

しかも相手は二人。

美月は鼻で笑った。

役立たず。

こんなところまでダメとはね。

ベッド脇まで歩み寄り、見下ろす。

隼人は満ち足りたように口元をゆるめ、幸せそうな寝息を立てていた。どんな夢を見ているのやら。...

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