第70章

 ドアが閉まった瞬間、千凪(ちなぎ)の心臓は早鐘を打った。

 あまりの衝撃に、脳裏に焼き付いた映像が消えてくれない。

 思春期の頃、友人たちに興味本位でアダルトビデオを見せられたことはあった。だが、光弘(みつひろ)のアレほど太くて長いモノは、生まれて初めて目にしたのだ。

 千凪が呆然としていると、浴室の扉がガラリと開いた。

 湯上がりで上気した光弘の顔は、どこか艶っぽい色気を帯びている。

 腰にバスタオルを巻いているだけだが、下腹部のタオルがテントのように高く盛り上がっており、彼の昂(たか)ぶった欲望を隠しきれていない。

 光弘はドア枠に斜めに寄りかかり、ニヤリと笑った。

「ノ...

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