第88章

日光浴を楽しんでいた千尋は、真琴からの報告を聞くや否や、驚きのあまりガバッと身を起こした。

「何だって、千凪がクライアントを見つけたですって!? あり得ないわ。あの女に一千万超えの案件を取れるようなコネがあるわけないじゃない。あんたを騙してるんじゃないの?」

「千凪のやつ、確かに私にそう言っていました。今から商談に行くそうなので、こっそり後をつけて様子を見てみます」

「ええ、頼んだわよ」

 電話を切った千尋には、もう日光浴を楽しむ余裕などなかった。焦燥感に駆られながら、真琴からの連絡を待ち続けた。

 三十分後、真琴から一枚の写真が送られてきた。

 レストランで、千凪が見知らぬ男と...

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