第134章

宇佐美景虎は腹を抱えて笑い、清宮紬を指さして榊原冬真に言った。

「いやあ、物言いがストレートだな。好きだよ、そういうの」

宇佐美景虎は湯呑みを置き、目つきがすっと厳しくなる。

「お前の勘は当たってる。最初に俺が動いたのは、冬真のお爺さんの顔を立てたからだ。だがな、途中で冬真さんが“あるもの”を見せてきた。――あれで本気で興味が湧いた」

「この三年、山に引っ込んでた。で、下界を眺めてたらどうだ。いまの芸能界はカネにぐちゃぐちゃにされてる。ほんとに脚本を書いてる連中ほど、飯も食えねえ」

言えば言うほど腹が立ってきたのか、宇佐美景虎は「ダンッ!」と卓を叩いた。

「俺が自分で金を突っ込ん...

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