第48章

その言葉が放たれた瞬間、まるで巨岩が海の底へ沈んだみたいに、沈黙が一度だけ落ちた。――次の瞬間、押し殺していた不満が波紋となって広がり、あちこちで一斉に噴き出す。

「そうですよ、清宮社長。それだけじゃありません。社内の主要メンバー、かなりの数が岩崎さんに育てられた人材です」

「なのに本人は、尻を叩いてさっさといなくなった。そしたら連鎖みたいに辞める辞める……うちは前代未聞の人手不足ですよ」

「それと法務です。以前は岩崎家の顔で契約してくれてた企業が多かったのに、清宮グループに買収されてから、向こうから次々に解約を言い出してます」

「しかもやり口が巧妙で、供給ラインだけ引き上げるんです...

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