第7章

 オーウェンの手に力がこもり、指が私の手のひらをしっかりと絡め取る。その温もりに、なぜだか胸の奥がすっと落ち着いた。

「何を説明しろって?」

 オーウェンの声には、感情の起伏が一切ない。

「なんで彼女と一緒にいるんだよ?」

 オーウェンは私をぐっと引き寄せ、肩に腕を回す。

「彼女連れて来いって言ったの、お前だろ。忘れた?」

 ブレイクが爆発した。テーブルの上の別のグラスを掴み、床に叩きつけた。

「オーウェン! てめぇ、ライリーは俺のだって分かってんだろ!」

「お前の、何だ?」オーウェンが淡々と聞き返す。「彼女? 嫁? それとも、一度でもお前のこと好きだったやつは一生お前の管理...

ログインして続きを読む