第13章

翌日、宮原ミナミは正式に入学することになった。

小崎主任は朝早くから学校へ来て、入学書類一式をすべて揃え、あとは彼女の到着を待つだけ――そんな段取りだった。

「小崎主任」

A組の担任がノックして入ってくる。

「佐藤先生、ちょうどよかった」

小崎主任は手招きして、佐藤理子に座るよう促した。

「この宮原ミナミはね、かなり伸びる。君のクラスに入ったら、しっかり育ててやってくれ」

「主任、まさにその件で来ました」

佐藤理子は椅子に腰を下ろさず、教案を抱えたまま眼鏡を押し上げる。

「その生徒、うちのクラスでは引き受けられません」

「……え?」

小崎主任は驚いて立ち上がった。

「...

ログインして続きを読む