第131章

顔を合わせてみて、宮原ミナミはようやく悟った。

42点の数学なんて、まだ可愛いほうだったのだと。英語37点、化学25点――そして物理に至っては12点。

「こ、これは……」

機転の利くはずの宮原ミナミが、珍しく言葉を失う。

前世、私立の高校で宮原美奈子に無理やり譲らされていた頃ですら、こんな点は取ったことがない。

――どうやったら、ここまで落とせるの?

しかもこの子、津坂崇介の妹だというのに。

津坂幸音は机に突っ伏し、潤んだ大きな瞳でミナミを見上げた。そこには、申し訳なさが溢れている。

「ミナミお姉さん……私、どうしたらいいの? 武井景二郎さんが言ってた。兄貴は学生の頃、いつも...

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