第158章

「昨日あなたを盗撮していたのは、フリーのカメラマンです。街撮りって名目で、女の子のパンチラとか、そういう写真ばかり狙ってる。……あなたを狙わせたのは、遠坂鳥谷って男が金を出したからだ」

宮原ミナミは熱いお茶を両手で包み、指先を温めながら、心底不思議そうに首を傾げた。

「遠坂鳥谷が……どうして私を?」

津坂崇介は首を横に振る。ここまで立て続けに起きた二件で、宮原さんは知らないうちに誰かの逆鱗に触れたのかもしれない――そんな疑念が、彼の中で確信に変わりつつあった。

だからこそ、口に出して確かめる。

二度とも、こちらの手が届くより先に関係者を消している。裏にいる人間の手口は、容赦がない。...

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