第17章

キーンコーンカーンコーン――

ちょうどそのとき、授業開始のチャイムが鳴った。廊下にたむろしていた連中はぞろぞろと教室へ戻り、F組の前はすっかり静まり返る。

急に訪れた静けさに、さっきまでの熱が行き場を失ったみたいで、みんな少しだけ落ち着かない。

「……で、これからどうすんだ?」

宝崎方哉が反射的に宮原ミナミを見る。

勢いで突っ走っていた血が、すっと冷めた途端に、足元がぐらついたのだ。

宮原ミナミはくすりと笑い、くるりと踵を返して教壇に立つ。声はさっきと変わらず落ち着いていた。

「どうするも何も。教科書開いて、私が授業するだけ」

全員が席に戻り、教科書を広げ、ペンを握る。背筋ま...

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