第177章

電話がつながった瞬間、受話口から津坂幸音の弾んだ声が飛び込んできた。

「ミナミお姉さん! 期末の結果出たよ! 学年10位だった! 兄貴が遊園地に連れてってくれるんだって! 一緒に行こう!」

初めての月例テストでは全教科赤点だったのに、今回はまさに急成長。周囲の度肝を抜いた。

へへ。ミナミお姉さんには、これからも補習してもらわなきゃ。

宮原ミナミは素直に祝福し、それから遊園地の誘いは断った。理由は、木田平人と同じ言い回しで。

幸音は「そっか……」と小さく返し、しょんぼりする。

「じゃ、じゃあミナミお姉さんが戻ってきたら、また遊びに誘うね」

言い終えたところで、ふと思い出したように...

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