第18章

龍介の腕が自由になった瞬間、痛みが爆発した。怒りで頭が沸騰し、足を振り上げて蹴り飛ばそうとする。

――その刹那。

横合いから叩きつけられたような衝撃が身体を吹き飛ばした。制御も利かず後ろへよろめき、左足が右足に引っかかって、どさりと仰向けに転がる。

宮原ミナミは足を引き、林原めめに問いかけた。

「大丈夫?」

林原めめはぶんぶんと首を振り、ぷりぷりしながら言う。

「めめは平気! でもこいつら、ほんっとに悪い!」

龍介は起き上がった。子分の前でこんなに恥をかいたのは初めてだ。最初は小遣い程度を巻き上げるつもりだった。それが今は、もう引けない。

こいつらに――自分を怒らせた代償を教...

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