第190章

森村倫太郎は水をひと口含んで喉を潤し、ようやく口を開いた。

「明日、追加で一回やることになった」

彼らの子豚が床に落ち、その場で死んでしまったのだ。

新しい子豚を連れてくるのは現実的ではない。手術は想像以上に神経と体力を削る。半分まで進めた状態で、もう一度フルでやり直すだけの集中力が残っている保証はない。

だから最善策は、明日もう一度、追加で一回――それしかなかった。

幸い、明日から続く二日間も休みだ。休みが一日減る程度なら損失は大きくない。

とはいえ、メンタルには少なからず影響が出るだろう。

こんな事故は誰だって望まない。あとは引率教員がどう気持ちを立て直させるか、その腕次第...

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