第191章

「決勝が待ち遠しいね」

宮原ミナミは首を傾け、口元に冷えた笑みを浮かべた。整った瞳には、露骨な嘲りだけが宿っている。

決勝になれば分かる。

裏でこちらを潰しに来ているのが、誰なのか。

卑劣で薄汚い手を使った程度で、自分が折れると思うな。

必ず、思い知らせてやる。

空が白み、ビルの隙間から朝日が差し込む。新しい一日が始まった。

宮原ミナミは髪をきっちり団子にまとめ、艶のある顔立ちを隠しもせず、ドアを開けるなり大股で廊下へ出た。

向かいの部屋も一拍遅れて開く。

熊村星が顔を出し、宮原ミナミを見た瞬間、反射的に二歩ほど後ずさった。

「こ、後輩……お前、今から殴り込みでも行くのか...

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