第192章

数人の審判が飛び出し、エドモンと護衛を押しとどめた。会場はざわざわと騒然とし、審判たちは汗だくになっている。

「何をしてる! あの女は本当にメチルを――!」

「エドモン先生。確かな証拠をご提示ください」

エドモンは言葉に詰まった。まさか自分が薬を盛らせたなどと言えるはずがない。

「……ない」

顔を真っ赤にして、怒鳴り散らす。

「だったら尿検査だ! 尿検査をしろ!」

委員会と審判が入れ替わり立ち替わり説得にかかり、口が乾くほど話し続けた末、ようやくエドモンと折り合いをつけた。

あとは――宮原ミナミ次第。

代表の審判が宮原ミナミの前へ進み出る。

「宮原ミナミさん。エドモン先生...

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