第226章

「そういえば、ミミ子。堀上雅美って来るの?」

佐々木ミミ子は残念そうに言った。

「招待状は出したんだけどね……うちは堀上家ほどじゃないから、断られちゃった」

安田雪香はほっと息をつく。

「それならよかった。前に堀上さんの家に行ったとき、全然楽しくなかったし」

堀上雅美が来ないなら、少しは気が楽だ。

夜は更け、寮の部屋は静けさを取り戻した。

翌日。階段教室で大講義を受けている最中、前の席に座る宮原ミナミのスマホが震えた。安田雪香からのメッセージだ。

安田雪香『午前中ずっと選んでるんだけど、ミナミ、どれがいいか見て~』

宮原ミナミは黒板に板書する先生をちらりと見上げ、すぐに視線...

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