第28章

羽岡春香は怒りで顔を真っ赤にし、ずかずかと詰め寄って一方的に罵り散らした。唾が飛んで、今にも相手の顔にかかりそうだ。

「余計なお世話よ! あんた、私の何なの? 偉そうに指図してんじゃないわよ!」

ひよりは露骨に嫌そうな目を向け、言い返す。

「じゃあ、あんたは私の何? 私が何言おうが勝手でしょ。あんたに止める権利ある?」

羽岡春香は言葉に詰まり、すぐに癇癪を起こしたように吐き捨てた。

「口だけは達者な小クズ!」

「逆ギレしてる中年おばさん」

ひよりも一歩も引かない。

――もう分かった。羽岡春香の狙いは金だ。

鈴宮愛未には平気で手を上げ、怒鳴り散らしてきたくせに、どの面下げて「...

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