第63章

「ありえない!」

「こんなの、ありえない……! 宮原ミナミが1位だなんて、絶対カンニングよ!」

早崎朝子は目を見開いたまま、スマホを握る手が小刻みに震えていた。

宮原美奈子も慌てて画面を開く。そこに表示された「宮原ミナミ」の文字を見た瞬間、朝子と同じ考えが頭をよぎった。――学校の回線が重くて、表示がバグってるだけ。そうに違いない。

美奈子は乱暴に目をこすり、何度も閉じては開く。

けれど、いくら確認しても、1位の名前は変わらなかった。

宮原ミナミ。

……どうして?

あの子、田舎から来たばかりじゃない。田舎の授業が、市立高校の進度に追いつけるわけがない。問題だって、ここのほう...

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