第77章

「宮原ミナミって、男を何人も渡り歩いてるんでしょ? 変な病気とか持ってないの?」

「うわ、最悪……ああいうのって感染るんだよね?」

ざわり、と。

周囲の生徒たちは示し合わせたみたいに一歩、また一歩と距離を取った。中には手で仰いでみせる者までいる。まるで本当に、悪臭でも漂っているかのように。

誰もが彼女を糾弾し、誰もが彼女を責め立てる。

写真は穴だらけだった。

加工の跡だって、目を凝らさなくても分かるほど露骨だった。

それなのに――宮原ミナミ本人がここに立っているのに、確かめようとする人間は一人もいない。

早崎朝子は、丁寧に整えたネイルの指先にふっと息を吹きかける。

そ...

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