第81章

「――あんたたち、散々下劣で薄汚い真似をしておいて、軽く『ごめんなさい』で全部なかったことにするつもり?」

金田内子は胸の奥がきりりと痛んだ。恥ずかしさと惨めさがない交ぜになり、喉が裂けるほどの声で叫ぶ。

「そっちだって後から私たちを殴ったじゃない! 殴ったでしょ!」

しかも、あんな臭い泥まで身体に擦りつけられた。ホテルで洗ったはずなのに、鼻の奥にこびりついた悪臭がまだ消えない。

それに対して、宮原ミナミが返したのは一言だけだった。

「自業自得」

金田内子と松村ななは頬を押さえたままわんわん泣き崩れ、教務室には二人の泣き声が響き渡る。

「もう謝ったじゃん! まだ何がしたいの!?」...

ログインして続きを読む