第249章 爆発物

車内でゲームに興じていた運転手は、操作キャラクターがあえなく死亡したことで、すこぶる機嫌が悪かった。

苛立ち紛れにウィンドウを下ろすと、外にいたボーイに向かって怒鳴り散らす。

「勤務中にタバコだと? こちとら火なんて持ってるわけねえだろ。俺は吸わねえんだ、失せろ!」

運転手に突然罵倒されたボーイは、一瞬呆気にとられたが、すぐに顔を真っ赤にして激高した。

「あぁ? なんだとコラ。もう一遍言ってみろ。ただ火を借りようとしただけだろうが、なんで罵倒されなきゃなんねえんだ! 何様のつもりだ? 鼻水みたいな間抜けなツラしやがって、よくも偉そうな口がきけたもんだな」

ボーイは運転手の鼻先に指を...

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