第381章 あなたがスターになる

賀川時は木下と今後の計画を綿密に練り上げると、そのまま帰国の途についた。

夜、帰宅した雲田茜は、消したはずの室内の明かりがついていることに気づく。胸の奥に、微かな警戒心が兆した。

雲田茜は部屋のドアの陰から野球のバットを取り出し、忍び足でリビングへと向かう。と、ちょうどキッチンから料理の乗った皿を手に出てきた賀川時と鉢合わせになった。

「そのバットで俺を殴るつもりか?」

賀川時は可笑しそうに尋ねた。

雲田茜は呆れたように溜息をつく。

「もう、今日帰ってくるなら言ってよ。泥棒かと思ったじゃない」

雲田茜はバットを床に放り出すと、賀川時の目の前まで歩み寄り、彼に抱きついた。

賀川...

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