第405章 似通った事件

ミシェルの報告を聞き、雲田茜の表情に驚きと喜びの色が浮かんだ。

かつて賀川哲也は、雲田美咲のために湯水のように金を使い、名だたる実力派デザイナーたちをかき集めていた。

だが、雲田美咲のスキャンダルが露呈した今、その会社に留まり続けることは、デザイナーたちにとっても自身のキャリアに傷がつくことを意味する。

ファッションデザイナーとして生きる者が何よりも欲するのは名声だ。自分の生み出した作品が世界に認められることこそが、彼らにとって最大の報酬なのだから。

しかし、雲田美咲はそのすべてをぶち壊してしまった。

一部のデザイナーは三大財閥に引き抜かれていったが、雲田茜のもとを訪ねてきた者も少...

ログインして続きを読む