第416章 告白

トムは、自分の努力がすべて水の泡になったとは思いもしなかった。ドアをくぐった瞬間、正体を見破られるなんて。

だが、トムはまだ一縷の望みを抱いていた。ミシェルがかまをかけているだけかもしれない。たとえ変装に多少の綻びがあったとしても、だ。

ミシェルは、ジャック・スパロウという人物とトムが少し似ているから、そうやって揺さぶりをかけて正体を確認しようとしているだけではないか。

トムは困惑した表情を作り、ミシェルを見た。「失礼ですが、おっしゃっている意味がよく分かりません。トム、とは? 私のことですか? 人違いではないでしょうか」

トムの戸惑う様子を見て、ミシェルは冷ややかな笑みを浮かべた。...

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