第417章 皆が役者

ミシェルの恥じらうような姿に、トムの胸の奥が甘く疼く。

トムはデスクを回り込んで彼女の正面に立つと、その華奢な両肩を両手で掴んだ。

「それで、ミシェルさん。俺は今、何をすればいいのかな?」

トムは熱を帯びた瞳でミシェルを見つめる。

ミシェルの頬は朱に染まり、吐息も次第に荒くなっていく。彼女は身をよじってトムを突き放した。

「そんな……やめて。まだ心の準備ができていないの。それに、そうね……まずはここで仕事を見つけるのが先決じゃないかしら」

ミシェルは潤んだ瞳で、か弱げにそう告げる。

トムは口元に柔らかな笑みを浮かべた。

「ミシェルさんがそう言うなら、俺を雇ってくれるってことか...

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