第431章 詰問

四冊目の日記の出所を突き止めた田中浩は、呆れ果てていた。彼にとって親族などという連中は、家族の絆とやらで繋がっていなければ、ただの寄生虫と何ら変わりがない。

「せっかく火事場から生き延びたというのに。なら、俺がその手伝いをしてやろう」

田中浩は即座に部下たちに命じ、嘘をついた部下を拘束させると、ガソリンを浴びせかけた。そして、躊躇なく火を放つ。

炎の中で、運の尽きた男が絶叫する。燃え盛る炎が田中浩の顔を照らし出すが、その熱量をもってしても、彼の表情に張り付いた冷徹さを溶かすことはできなかった。

今、田中浩の手元にはまだ三冊の日記が残っている。希望を託せるのはこれらだけだ。どれが本物な...

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