第470章 賭けを果たす

デイヴィルの名を聞いた瞬間、雲田茜は明らかに呆然とした。

橋本利徳は雲田茜に説明した。

「デイヴィルは最初、政治家が君のお祖父さんの側に送り込んだスパイだったんだ。だが、お祖父さんは彼を田中浩の元へと派遣した。お祖父さんが奴の正体に気づいていたかどうかは定かではないが、デイヴィルはうまくやり遂げ、田中浩の執事の座に収まったというわけだ」

雲田茜はショックのあまり頭を抱えた。橋本利徳の言葉は、お祖父さんがずっと前から田中家のことを計算し尽くしていたという何よりの証拠だった。田中浩の側にまでスパイを潜り込ませていたのだから。田中家が四大財閥の一つにのし上がったことすら、すべてお祖父さんのシ...

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