第237章 この男は腹黒い

バー外。

浜野南が出てきたばかりの時、暗がりに潜んでいた二人の男が手にしたナイフを握り締め、彼女を始末しようと飛び出そうとしたが、彼女の仲間もバーから出てくるのを見て……

相沢直希が数歩で彼女に追いついた。

浜野南は背後から突然近づく足音を聞いて、素早く警戒しながら振り返ったが、相沢弁護士だと分かると警戒を解き、眉を上げて尋ねた。

「兄弟の付き添いはしなくていいの?何かあっても知らないわよ」

「忠告はした。今、君が一人で外にいるのは危険だ。一人で帰らせるわけにはいかない」と彼は低い声で言った。

浜野南は彼を一瞥したが、何も言わなかった。このクズは気分屋だ。

その時、迎えに来た太...

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