第240章 相沢の祖母が彼らを探しに来た!

「行こう。野次馬はもういい、面倒に巻き込まれたくない」谷本賢太はわざと彼女の手を引き、人混みをかき分けて出た。

ほんのわずかな時間で、かなりの人がそこに群がっていた。

その時、入り口から黒いスーツに身を包んだ、オーラのある落ち着いた雰囲気の美丈夫が入ってきた。彼の視線は浜野南と谷本賢太の手に注がれ、その眼差しが数段鋭くなる。

「浜野南……」相沢直希が彼女を呼んだ。

彼女が振り返ると、彼が自分の手を見つめていることに気づいた。その瞬間、自分が谷本賢太に手を引かれていることを知り、条件反射で罪悪感を覚え、すぐにその手を振り払って彼に尋ねた。

「どうしてここに?」

相沢直希は谷本賢太を...

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