第312章 彼女を連れて行ったのは誰?

女同僚も浜野南の前にしゃがみ込み、手に持った酒瓶で彼女に酒を注ぎながら、へりくだった笑みを浮かべて言った。

「浜野弁護士、私も一杯。私、口下手なもので、その……浜野弁護士にはこれから色々とご指導いただきたいです。必ず謙虚に学びますので!」

「高木弁護士、ご丁寧にどうも。もう長年の同僚じゃないですか。何か手伝えることがあれば、遠慮なく言ってください」浜野南は彼女と何年も同僚だった。彼女は少し人見知りだが、性格は良く、付き合いやすい。

法律事務所での業績は芳しくないが、それでも彼女の顔を立てて、グラスの酒を飲み干した。

山田美佳は彼女がグラスを空にしたのを見て、かすかに唇の端を吊り上げた...

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