第333章 この別れは失敗したのか?

「あ、あたしが聞きたかったのは、隣の部屋って使うの? 使わないなら売ってほしいんだけど。ここの立地、すごくいいと思うし」

彼女は少し頬を染め、二人からぷいと顔を背けた。

姉ちゃんはもう彼と別れたって言ってたのに、一体何日もったというのか。相沢弁護士が少し怪我をしただけで、姉ちゃんはもう心配でたまらないらしい。

相沢家のクソ爺が知ったら、気絶するほど怒り狂うのではないだろうか。

ベッドから身を起こし、その危険な男から少しだけ距離を取ると、浜野南は妹に助け舟を出した。

「あんた、物件なんて腐るほど持ってるでしょ。隣の部屋、茜に売ってあげたら?」

「売らない。この建物の別の階でも買えば...

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