第335章 犬に食わせる……

「おお、相沢さんに食わせるの?」太田理玖がわざとらしく聞いてくる。

「違う。犬にやるの」南が毒づくと、ちょうどテーブルに料理を運んでいた親友と妹が吹き出した。

「……あ、はい」太田理玖は顔を引きつらせ、もう浜野さんをいじるのはやめておこうと決めた。

「それと。あの夜、あいつにホテルまで付き添ってた女、連れてきて」南が追い打ちをかける。

「浜野さん、話を聞くんですか?」

「ゴチャゴチャ言わない。連れてくればいいの。あたしが直接聞く」

電話を切ると、南は袋からビールとジュースを取り出し、沸騰した鍋に肉の巻きものを何皿もざばっと入れた。それからソファでだらだらしている子供たちに声を飛ば...

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