第336章 彼は私と寝たことがない……

「どうして? お爺さんはあんたと兄貴が付き合うのに賛成してたじゃないか」相沢颯馬は怪訝そうに尋ねた。

「もう聞かないで。とにかく覚えておいて」彼女はそう言って電話を切った。

……

皆が食事を終えて間もなく、太田理玖が相沢の夕食と、あのホステスを連れてやって来た。

道中、太田理玖はすでにこの女に釘を刺していた。ありのままを話せばいい、余計な尾鰭をつけてでたらめを言うな、と。

浜野南は太田理玖を外へ下がらせた。ドアを閉めると、リビングに立っているふてぶてしい女を一瞥し、ソファに腰を下ろした。

女はふてぶてしく腕を組み、なまめかしくもだるそうな姿勢で立っていた。ソファに座る三人の女と子...

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